新たな発見を得るためのリサーチとは
前回は「想いの仮説をざっくりと立てた後の、仮説検証の第一歩」として、アンゾフのマトリクス ラグーンver.を紹介しました。
想いの仮説をざっくりと立てた後の、仮説検証の第一歩
ある程度方向性が決まってきたときに行うこと。それがリサーチです。
さて、リサーチは何のためにするのか?
目的は、名前の通りre(再)+ search(調べる)ことによって、新たな見解、理解を得ることです。
自らが立てた仮説に対して検証をしていくフェーズになります。
リサーチでもこの目的と、目標を設定することで成果が決まってきます。
さて、その後リサーチによって整理していく情報は2×2種類になります。
前半の2つ
1つめは、定性情報
これは主観のことで、かっこいい、かわいい等、人によって違う情報のことです
2つめは、定量情報
これは誰でも論理的に判断できる納得できる、数値化できる情報のことです。
後半の2つ
3つめは、直接情報
これは、自分自身が体感したことにより得た情報のことです。
最後の4つめが、間接情報
これは、誰かの体験を通じて得た情報のことで、Newsやブログなどがそうですね。
わかりにくいと思います。以前のコラムに図を書いておりますので気になる方はこちらからチェックください。
4目情報情報図
みなさんリサーチと言うと、WEBで調べることが多いと思います。
これは定量情報とは相性がいいのですが、定性情報はある程度までにしておかないと皆さん解釈が違うので、どこまででも調べることができ注意が必要です。
そして、今は2次情報は誰でも手に入るようになりました。
そこで大切なのは 「直接×定性」
これをリサーチによってチーム内でどれだけ共有できているかが、言語を超えた非言語でのコミュニケーションレベルを高め、独自の価値を創っていくための準備となります。
2次情報は時間を区切って7割で見切り、直接リサーチし知見を得て、足りないことをまたリサーチするといった流れが理想的です。
もちろんリサーチすることが目的ではないので、ある程度で実行してみるということが大切です。
そのほうが情報が集まります。
しかし仮説がないと検証もできないのでリサーチは重要です。