ユニクロ原宿店から学ぶ【文明から文化へ】
6月5日にOPENした、ユニクロ原宿店に行ってきました。
最近のユニクロといえば
ライフウェアをコンセプトに
生活に寄り添った
便利という文明的な
問題解決型の究極をほぼ実現させていますが
原宿店を見て思ったことは
文明から文化へシフトさせている
ということ。
文化とは「意味」があることと思っています。
文明から文化へのポイントを6つにまとめました。
私の一押しは5つめです!
ではスタートします!
文明から文化へポイント①
チラシに赤文字がロゴ以外ほぼない!!!
いつもは「990円」!と社長自らがチェックするほど力を入れている、赤文字チラシの面影なし!
値段で勝負はしてますが、あえて隠している!
文明から文化へポイント②
お花を売っている
生活を豊かに彩る「自然」を
ライフスタイルに取り込みましょうという
【提案】
昔、野菜の販売をしていたこともあるユニクロですが
そのときは野菜自体を売ろうとしていた感があることと
さすがに服屋では衛生的にどうなの?という空気感があった失敗を上手に生かしています
文明から文化へポイント③
アートを地産地消で
アートを取り込むことは前からチャレンジしていたユニクロ
日本を代表するアーティストとのコラボレーションは圧巻です。
その中でも原宿というカルチャーを取り入れる姿勢は
地域で運営されている小売店さんも真似できそうですね。
文明から文化へポイント④
Tシャツのマスカスタム
ユニクロのコラボTシャツはすごくいいなとおもいつつ、
被ってしまうという問題が・・・
それを少しでも解決する手段い近づくのが
UT me
自分だけのデザインが店頭で体験できます。
お店に行く意味を創るという
リテールテイメントにもつながりますね
文明から文化へポイント⑤
本の販売
私的には一番これがポイント高い。
ただ本を売っているだけではなく、
本の持つストーリーを商品と連動させることで
虎の威を借る狐状態にもっていっている
例えば下記
ジーンズの横に、ジーンズのアーカーブ資料の本がおいてあります。
これは、この本の「歴史的背景を周到して商品作りましたよー」と代弁させている。
そして、さらに・・・
地球にも優しい作り方して、アップデートしてるよ!
と店頭で語っています。
他には、アイビーの本を持たせたり
ポパイの元編集長と作った原宿のおしゃれスポットを紹介する冊子があったりします。
あえて紙で提案する数々のツールもレベルが高すぎです。。。圧倒的。。。。
文明から文化へポイント⑥
原宿カルチャーの発信
動画でお店できないのが残念ですが一番奥が巨大スクリーンで
スケーターの方のインタビューや、イメージムービーが展開。
原宿で活躍する人々の背景が解説されています。
そしてSPOTYFYとのコラボ。音楽の背景も活用しています。
以上5つにまとめさせていただきました。
いかがでしたでしょうか。
あとはポイントは2点
1.サスティナブルにはやはり力を入れています。
エスモードさんとのコラボ 実験的商品の展示
CSR活動の紹介 展示会みたいです。
2.スタイルヒント アプリと店頭の連動
自分の持っている雑誌などからのお気に入りスタイルをアップすると
ユニクロの類似商品を検索してくれます。
問題解決の極み!
戦いを略す、すなわち、戦わない選択、どこで戦うべきなのかを考えるのが戦略の本質。
真の意味でユニクロと戦わない勇気。
今までのやり方にとらわれている場合じゃないと
改めて感じました。