2024.07.30
学び,
土用の丑に隠されたマーケティング、ご存知ですか?
7月24日(水)は「土用の丑」でしたね。
「土用の丑の日」に鰻を食べると夏バテをしない、とよくいわれますが、
この文化は江戸時代に発明家である平賀源内さん
(日本初の家電エレキテルをつくった方)が関わったと言われています。
源内さんの友人のうなぎ屋さんが、夏は鰻が売れないと困っていたところ、
店の前に「土用丑の日、鰻の日」という貼り紙を張りました。
夏に「う」の付く食べ物を食べると夏バテしないという
機能的価値も添えたところ大人気に!
それを真似したほかのうなぎ屋さんも乗っかり、江戸の町の風物詩として
「土用の丑の日」に鰻を食べる文化が定着したと言われています。
この話の面白いことは3つ
1.マーケティングとは広告ではなく、市場を創ることである
2.競合は戦うのではない。ライバルであり文化を一緒につくる仲間である
3.それを言葉で共感をつくっている(日本初の広告コピーライティングでは?!)
平賀源内さんはどこまで構想されていたかわかりませんが、
土用の丑のストーリーから学べることは
友人のために言葉によって意味を創り納得と共感でお客さんや競合も巻き込まれ
みんながハッピーになる脚本を描いていくということが大切であり
それがこれからの戦略に必要なんだ、と感じました。