COLUMN

新年の挨拶のカタチ
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新年の挨拶のカタチ

ラグーンの近藤です。

あけましておめでとうございます。
年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか。
今年の年賀状、みなさんは出しましたか?

私は今年で年賀状じまいをしました。
デジタル時代の波に押され、全国的にも年賀状を出す人は年々減少しています。
2025年用の年賀はがきの当初発行枚数は、10億7000万枚。(前年より25%減)
年賀はがきの発行枚数は2003年の44億枚余りをピークに減少傾向が続いています。
https://em-tr271.com/L83723/e0/1t2961

それとは裏腹に年賀状じまい関連の商材は爆売れのようです。
https://em-tr271.com/L83723/e0/2t2961

消えゆく年賀状文化に寂しさを感じつつ、この年賀状、
いつからあるのだろう?と疑問に思い調べてみました。

年賀状の起源は平安時代に遡り、
貴族が新年の挨拶を手紙に書き残したのが始まりとされています。
当時、新年には目上の人を訪ねる「年始回り」が一般的でしたが、
挨拶に伺えない遠方の人には挨拶状を送る習慣が生まれました。

江戸時代には「飛脚」により手紙で挨拶を済ませることが広まり、
明治時代には郵便はがきが登場して年賀状が急速に普及。

明治20年頃には年末年始の恒例行事となり、
郵便局には「1月1日」の消印を求め、多くの年賀状が年末に集中しました。
そのため、郵便局は年末の一定期間に出された年賀状を
「1月1日」の消印で届ける「年賀郵便」の特別取扱を開始。

この仕組みにより、年賀状は確実に元旦に届く形式が整い、
現在の年賀状文化が形作られました。

年賀状はお世話になった方や親族への「年始回り」の代わり。
時代に合わせて常に変化し続けてきたものだということがわかりました。

はがきの年賀状というスタイルからメールやSNSなどへの
置き換わりが進んではいますが、「新年の挨拶」という習慣が
なくなっているわけではありません。

1年に一度、近況を報告し合う貴重な機会。
形は変わっても、大切な人とのつながりを継続できるよう、
新年の心のこもったコミュニケーションは続けていきたいと感じました。

2025年巳年。へびは脱皮して成長することから、変化の年とされています。
技術革新や価値観の変化が進む中でも、柔軟に対応し、
変化をポジティブに捉えられるよう邁進してまいります。

LAGOON 近藤

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年賀状づくりのプロセスから考えるDXの効果