ブランド資産を4つで分けて考える
ブランドとは企業と顧客が共有する価値やイメージのこと。
それは無形資産として長期利益、人財、メディア露出など
ポジティブな要素を引き寄せてくれる効果があります。
では、そのブランドを構成する要素は何か?
調べていくとたくさんの横文字に出合います。
ブランドポジショニング 、ブランドパーソナリティ、
ブランドアソシエーション、ブランドストーリー 、
ブランドプロミス、ブランドロイヤリティ、
ブランドアイデンティティなど
これらを統合してブランドを構成する要素は
ブランド資産(ブランドエクイティ)と呼ばれています。
ブランド資産(ブランドエクイティ)とは、
顧客がブランドに対して抱く顧客がブランドに抱く
信頼や価値観、感情を通じて形成される見えにくい資産です。
その要素は上記に現したように、横文字がたくさんあってわかりにくい!
ということで4つにまとめてみました。
1.認知度
どれだけ多くの人に知られているか。です。
そのためには広告、紹介(PR,口コミ)の2種のコントロールが大切です。
認知は、適切な投資によって買うことが可能です。
2.連想イメージ
ブランドに対する顧客の5感イメージです。
例:京都と言えば?→高級、外国人、四季、荘厳、旅、はんなり、お茶の香り、、、
ポジティブな感情的・機能的な連想が多いほど理想的ですが、
特に上位5つ程度がファンの間で共有されていれば、
ブランディングが成功しているといえます。
そのために視覚を中心とした5感の一貫性が必要になります。
3.知覚品質
顧客がブランドの製品やサービスの「品質」をどう感じているか。
他の商品と比べたときに感じる実用性に基づいた優位性、独自性とも言えます。
プロダクト・サービスの完成度とストーリーが大切です。
連想イメージが「素材が良い」という抽象的な印象を指すのに対し、
知覚品質は「カシミア100%でふっくらやわらかい」といった具体的な事実に基づいた評価を指します。
4.愛着度(ロイヤリティ)
購入者がもう一度買いたくなる愛着度や忠誠心です。
選び続ける感情的、論理的理由とも言えます。
初回の店舗体験やWEBでの体験、購入後のサービス体験設計、優遇などが大切です。
愛着度が高いと顧客自身がブランドの魅力を周囲に伝える、
自然な口コミが発生しやすくなります。
ぜひ自社のブランドや新規商品開発の際に参考にしてみてください。