2018.08.30
名古匠,
【名古匠コラム】産業用テントから小さなカバンまで、テントの魅力を最大限に引き出す匠
なごやのつくりてvol.2 丸八テント
こんにちは!暑い日が続きますね。ラグーンの平野です。
外も暑いですが、、、。
先日、暑い志を持った方々が活躍する、
丸八テントさんにおじゃましてきました!
丸八テントさんは、ここ名古屋の地で60年テントを造られているそうで、
産業用から家庭用のテントはもちろん、テントの生地を使った小さなカバンまで、
愛知周辺のテントはほぼ、こちらで施行されているんだとか。
2015年に建てられた岐阜の図書館「みんなの森ぎふメディアコスモス」でも、
丸八テントさんのランプグローブを見ることができます。
※丸八テントさんインスタグラムよりお借りしました
とっても素敵ですね〜。
私も以前伺ったことがあるのですが、空間の浮遊感が心地よく、感動を覚えました。
こちらのランプグローブは、なんとひとつひとつ手仕事で作られているのだそうで、
どおりであたたかみが伝わって来るわけだなあ、とまた感動。
「丸八テントは、半年の長期インターンを実施しています」
今回お話を聞かせてくださったのは、ご本人も初代インターン生だったという、
丸八テント セールスエンジニアの丹羽さん。
もともとは、何か新しいプロジェクトを立ち上げようとしたときに、
社員だけではなかなか一歩踏み込めない・・・じゃあ若い力を取り入れよう!
という代表の思いから始まった取り組みなのだそうです。
実際に名刺を持って、会社の顔として過ごす長期のインターン。
短期では学べない、会社の在り方や、実際のビジネスの現場を経験できるのだと語ってくれました。
語学が得意であるという清家さんは、中国企業との取り引きも任されているんだとか!
日々の業務はもちろん、社員ができなかったプロジェクトも、
インターン生それぞれの得意分野を活かして、成果を残しているのだそうで、
今では大事なビジネスパートナーとの窓口も担当されているとのこと。すごいですね。
「みんな最初は原石、磨いてあげれば輝ける、という代表の言葉を大切にしています」
「これができないから来ちゃダメ、ということはなく、
それぞれの得意分野ややりたいことを持ち寄って、
そこで化学反応が起きる、何か面白いことが起こるんです。」
また最近では10年後20年後を見据えて、テントを縫う職人を育てていこうのため、
高校生に向けた授業や説明会も実施しているそうで、
目の前のことだけでなく、近い未来のことを視野に入れた活動に、本当に頭が下がりますね。。。
各国のテントのリサーチがしっかりと本にまとめられており、これらもインターン生が実際に写真を撮ってきたのだとか。
またインターン生によるブログ発信も、 1日50件、月に1000件のブログ更新を目標にしているんだそうで、あまりの数にびっくり!
現役のインターン生は6名。延期してこられているOBOGは3名。
そしていまや、卒業したインターン生は50名以上。
会社の社員さんが20名とのことなので、およそ1/3がインターン生ということになります。
組織化することで、マニュアル化され、
面談もインターン生で行い、教育はOBOGが担う、、。
素晴らしいサイクルですね。
中央:1年間丸八テントでインターンを経験された外国学部出身の中村さん。
中村さんは、インドへ5ヶ月間の市場調査へ行かれたそうで、
熱波がひどいインドに遮熱テントで貢献できるのではないか、との思いから
進出を目論み、日本人の目からみた実際のインドを知りたい!ということで
インドの企業へ飛び込みに行かれていたのだそうです。
インターン生それぞれの特徴を活かしながら
WinWinの関係でプロジェクトを進めていくんですね。
これからどんなプロジェクトが誕生するのか、とてもとても楽しみです!
最後に、社内のいたるところに使われている、
テントの生地でできた美しい三軸織りをご紹介いただきました。
このほかにも、カーボンなどの異素材とのコラボレーションも積極的に行われており、
丸八テントさんの拡がりと可能性を強く感じました。
ものづくりの地、名古屋だからこそのバイタリティですね。
まさになごやのつくりて!
@hirano
株式会社丸八テント商会
〒460-0008 愛知県名古屋市中区 栄5丁目7−10
TEL : 0120-934-808