
CASETiFYに学ぶ、ブランド体験と“らしさ”のつくり方
先日スマホを買い替えたタイミングで、スマホケースも新調しました。
選んだのは、カスタムできるスマホケースでおなじみのCASETiFY(ケースティファイ)。
これで3代目となる愛用品です。
https://em-tr271.com/L83723/e2979/21391
今回は初めて、オンラインではなく実店舗へ。
訪れた大阪・心斎橋のショップでは、壁一面に並ぶ色とりどりのケース、
手触りや質感を選べる楽しさ、そして何よりスタッフとの対話によって
「自分だけのスマホケース」をつくっていく体験に心を躍らされました。
店内でのプロセスそのものが、ひとつのブランディング。
まさに「プロダクト=自己表現のツール」であることを、五感で実感しました。
●「Show Your Colors」という一貫したメッセージ
CASETiFYのブランドコンセプトは「Show Your Colors(あなたらしさを表現しよう)」。
創業者のウェス・ウン氏は、「ただ守るだけのケース」に飽きを感じ、
スマホケースを“個性のキャンバス”にするというアイデアからブランドを立ち上げたそう。
実際にお店に立つスタッフも、髪色やネイルを自由に楽しみながら、
接客を通じてその価値観を自然体で伝えていると感じました。
ブランドの価値観が、製品から店舗空間、接客に至るまで
ブレずに表現されている一貫性がさらなる好感に繋がりました。
●体験だけで終わらない、サステナブルな姿勢
またCASETiFYは環境にも向き合っています。
2030年までにサプライチェーンから“新品プラスチック”をゼロにするという目標を掲げ、
「Re/CASETiFY(リ・ケースティファイ)」というリサイクルプログラムも展開中。
不要になったケースを回収し、再資源化。
しかも、持ち込めるのはCASETiFY製品でなくてもOK。
循環型のアクションを誰でも始めやすい工夫がされています。
今回のCASETiFY購入体験から「モノを売る」だけでなく「体験ごと届ける」ブランドは、
熱狂的なファンを生み出すのだと感じました。
■デザイン選びに参加できる“共創感”
■店舗体験から伝わるブランドの“ストーリー”
■環境配慮とユーザー参加型の“取り組み”
これらはすべて、「一貫したブランドの世界観」に支えられています。
改めて、体験設計と価値観の一貫性こそが、ブランドの信頼と愛着につながることを実感した出来事でした。
LAGOON 門脇