エバラのブランディングムービーから学ぶ「情緒的価値」を作るカギ
SNSで目にした「エバラ焼肉のタレ」のブランドムービーが素敵だったので
本日は紹介させてください。
(今年の2月9日、ニクの日にリリースされたそうです!)
https://em-tr271.com/L83723/e2913/21281
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バイト先で出会ったお笑い芸人を目指す先輩と僕。
売れない芸人で、時に客が誰もないライブもやっている二人。
ネタあわせやライブの後には、決まって先輩が「焼肉のたれ味の何か」の
料理を作って後輩である僕を励ましてくれます。
でも、ある日の出来事をきっかけに、2人は別々の道を歩むことに…。
「今日がきっといい思い出になる、かけがえのない思い出のそばに、エバラ」
ちょっと切なくも心が温まる物語。
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ただ感動的なだけではなく、巧みなブランディング・マーケティング戦略を
含んでいるな~!と感じました。
最近は、「ひとり焼肉」なるものも出てきましたが、
基本的に焼肉というのは、一人で食べるよりは何人かでワイワイと
食べることが多いものです。
家庭などで焼肉を食べるとなると家族、友達、恋人で肉を焼いて
「おいし~!」と言い合う。
きっとそんなシーンが存在していたはずです。
”食事を通じて、人と人のつながりを創る”
“人生のどんな時でも、
大切な人と一緒に美味しいご飯を食べる時間は幸せなんだ”と。
そんな幸せを作りたいから、
かけるだけでなんでも美味しくなるタレを提供しているエバラ。
そんなエバラの企業としての永遠理念は
「こころ、はずむ、おいしさ」です。
正直なところ、競合の焼肉のタレメーカーも優秀なので
きっと同じレベルのものを作れるのかなと思います。
だからこそ
「どんな想いを込めているのか」
「どんな気持ちで買ってもらいたいのか」
そんな送り手の、”強い想い”が、情緒的価値を創造する、
第一歩目なのではないかと感じます。
送り手に強い想いがあるからこそ
このような感情を動かす情緒的価値が作れる。
「どうやったら売れるか」の前に
「どんな気持ちで買ってもらいたいのか」
ここを考えてみるのはいかがでしょうか?
そして同時に「なぜ買うのか?」を考えることで
より良い情緒的価値に繋がっていくのだと思います。
LAGOON 門脇