若者が希望を持てるものづくりの未来像
ひつじサミット尾州にて、全国から集まった地域で活躍するリーダーによる
この日だけの特別なクロストーク
若者が希望を持てるものづくりの未来像をテーマに、
登壇者いただいた4名は、こちらの面々。
・マザーハウス副社長 山崎大祐さん
・RENEW/SOE/TSUGI 新山直広さん
・READY TO FASHION 高野聡司さん
・中部経済産業局 磯貝智子さん
という、超豪華メンバーです。
60分と限られた時間の中、
各業界でリーダーシップを発揮しているみなさんの違った視点を掛け算し、
聴講者が明日から動けるヒントを持ち帰っていただく。
が私のテーマでした。
今回のクロストークは2つのキーワードにまとめられると感じました。
A.ものづくりの未来をどうつくるか?
B.若者が希望を持つためには?
A.ものづくりの未来をどうつくるか?については、大きく2つ。
1.若者の働く中での希望には経済性(給与)も重要
そのためには、価値のある商品をつくっていく必要がある。
当たり前であるがこれが難しい。
売れる商品はいいものをつくるだけではなく複合力が必要。
「ない」とあきらめるのではなく、「ある」にフォーカスし、
仲間の力を借りてあきらめない。
新山さんと山崎さんの掛け合いの中で出てきた、
2.「ストーリーだけでは売れない」
価値がある商品をつくることが前提ですが、地域の歴史や文化から出てくると、
真似されにくく価値のあるモノになっていく傾向がある。
そしてリアルの場でちゃんと見せると魅せられていく。
B.若者が希望を持つためには?については、大きく3つ。
1.大人が愉しむ
これは磯貝さんの言葉で、私も全力で共感。
やっぱり、これは若者にも、関係者にも伝わります。
愉しんでいる方が成功確率は運をつかめるし、絶対高い。
2.じゃない人(よそ者)が関わることで魅力を発見し、発信する
新山さんと高野さんの採用についての話から出てきた言葉。
産地の求人は事務的なものが多く、魅力が伝わっていない。
これはきっと大人の責任であるなと。
→学校とつながっていたり、インターン、副業OKなど多様であると
上手くいっている傾向があるとのこと。
新山さんの、産地のくらしごとという宿泊型の取り組みは、
県外からの支え手が多いみたい。
3.学びのコミュニティを広げる
残業ができないので、もっと働きたいと思っている若者も多い。
学校と、職場だけでなく、出会う人が増えることで
可能性がひろがるという考えは、全員が共感していました。
それぞれに締めの言葉を話していただいたのですが、山崎さんの言葉が胸に刺さりました。
「若者、応援してます?自分が20歳の時を思いだすと、できないことだらけだったはず。
やりたいを見つけてあげて応援しましょう。」
この言葉、わたしも非常勤講師をしている中で意識はしていましたが、
改めて良い循環をつくっていこうと心に誓い、
もうすぐ始まる美大での講義に活かしていきます!
本当に良い時間でした!
最後に登壇者の皆様の活動を共有します。
マザーハウス副社長 山崎大祐さん
途上国から世界に通用するブランドをつくる マザーハウス
https://www.motherhouse.co.jp
「世界に通用する商品ブランド」であることが素晴らしい言葉。
かっこよくない商品やほかでも買える商品だと、やはり、売れないと思っています。
RENEW/SOE/TSUGI 新山直広さん
11/1~3日に産業観光イベントRENEWが開催されます!
https://renew-fukui.com/
3回お伺いさせていただいてますが毎回新しい発見があって愉しいです!
READY TO FASHION 高野聡司さん
https://www.readytofashion.jp
TSIさんと一緒になりこれからが益々愉しみです。
中部経済産業局 磯貝智子さんが力を入れている、職手継祭(してつさい)
https://www.instagram.com/shitetsu_sai
11/8に金沢にて開催されます! 若手の職業選択肢100選にランクインするだけの
地位に後押しというビジョンも素晴らしいです。