第5回 「デザイン経営」が益々重要に!

2020.06.01 category- 学び

第5回

「デザイン経営」が益々重要に!

 

新コロナパンデミックアフターにはこの「デザイン経営」の概念を取り入れ、改善ではなく《改革》への着手が必要です。

 

もうすでにご存じの方も多いと思いますが、これは経産省・特許庁が2018年5月に提唱されました産業競争⼒とデザインを考える研究会からのレポートです。

ここにはロンドンの例でデザインに投資した会社は《利益で4倍 株価は2.1倍 成長率は2倍》と出ています。

 

イノベーションとブランドの要でも有ります。そして、『日本はまだまだ!』とも。

私の考えでは 大企業はすでにいろいろな手立てが打てていますが、中手企業にはその概念をも持たない企業が多いようです。差別化・独自化が必須なこれからの企業(概念は起業かも)はまずはトライ!もう、考えている時間は無くなりました。

数年前までの中国のように『トライ&エラー』の心意気が必要です。

まずは【デザイン経営をするぞ!宣言】。次にシンボルとなる、『場&時間』を決定します。

それは企画室(コーナーでも)の設定と定例でミーティングと会議をスケジュールを決めてしまいます。その場、時間を『弊社のデザイン経営=イノベーションとブランディグ』のテーマで議論を始めましょう。

 

この新コロナパンデミックアフターは過去の延長に未来は無いと思った方が良いいでしょう。

もう、お気づきとおもいますが・・・・

 

淺野健一のプロフィール

第4回 クリエイティブディレクターの仕事『再定義』

2020.05.12 category- 学び

第4回

クリエイティブディレクターの仕事『再定義』

 

今回のパンデミックアフターのビジネスを支えるためにデザイナーは一歩ステップアップしなくてはなりません。予想されるこの大きな荒波をのり越えるためにはCEOの強い意志と行動が重要なことは間違いありません。これに加え、モノ・コトがすでに飽和している日本社会では、これからの生活者、企にふさわしい、【新スタイル】を提案していく必要があります。DEOが必要となってまいります。DEOとはDesign Executive officerのことで、感性的側面・デザイン思考的側面を提唱する経営責任者の必要性です。

その活動は

①情報収集

時代の旬を捉える、センス的な情報(定性情報)に加えて、価格、流通、用途・機能などロジック的情報(定量情報)

 

②分析に加えて、選択と集中。

この上記二つの質の異なる情報から、現在の問題を抽出しテーマを絞り込みます。この時、今のアフターコロナの新社会に対応するために、これまでのデザイン思考からアート思考への移行も視野に入れる必要があります。

 

③『伝える企画』と『伝わるデザイン』

社内・外の関係者に伝えるためにその方向性のイメージを視覚化します。また、キャッチコピーやスローガンなど言語化も重要です。『伝える企画』はビジネス顧客へのメッセージだけではなく、共に業務を遂行する外部クリエイタースタッフ達との共有化もこれから、ますます重要となります。このことを背景に『伝わるデザイン』が実行されます。この伝わるデザインを理解し、発展させるのがDEOの重要な役目となります。

 

④実行の継続は反復とは異なる。

DEOは進行を俯瞰して見守ります。

継続のためのエネルギーを常に抽入します。

継続は同じことを繰り返す、反復ではありません。

常に【新】の要素が求められます。

ここが重要なDEO活動になります。そこに【新】があるか?

【ニュートンのゆりかご】

 

⑤PDCA

この活動が感性を意識した上昇スパイラルを創り上げます。この時、外部のパートナークリエイター達の存在も大きな力となります。

 

⑥育て育てられ・・・共育!

デザイナーはその域を超えて、クリエイティブディレクターやアートディレクターの概念を持ち、そこを目指し、その後のDEO活動へと知識&知恵力の拡大が必要となります。

そう、DEOには【マーケティング力】が必要となってきます。

 

次回5回は、【まだまだ重要な『デザイン経営』】をテーマに中小企業のオーナーへ、これからのクリエイター活躍できる環境整備について、語りたいと思います。

 

《 雑記 》

2020のゴールデンウィークは講義の新資料作りに明け暮れました(進行形ですが・・・)それは、①遠隔授業になっていることと、②これからの(つまりアフターパンデミック後に活動する)現役学生に『これまでの延長に未来は無いと思いなさい』を挿入するためです。

『これまでの何か』を置き換えるのではなく、新しい価値観、意味、物語の創出が必須になると考えます。DEOの前にディレクターの必要が今の免疫防護機器不足と同じように思えて仕方がありません。

これって、私だけ?

 

淺野健一のプロフィール

第3回 企画室運営のために

2020.05.01 category- 学び

第3回

企画室 運営のために

 

効果的な運営のポイントは三つ ①情 ②継続 ③環境

 

①『情』 中小企業での企画室を運営の最初のポイント

➊情熱 ⇒ 熱い心

❷情報 ⇒ 心を動かす 知らせ

❸信情 ⇒ 正しい!と信じる心(淺野の造語)*1

 

第一に ➊情熱 ⇒ リーダーの熱い心、が必要です。

企画室を作るには構造改革が必要となります。

これが下請けから脱することを意味します。企画室ではリーダーの熱い思いを共有し、行動に移すシンボルとしての《場》を意味します。

そこで行うプロジェクト要員はすべて社員ではなくても良く、外部のクリエイター、技術者などの専門家と共に進める場合も多くあります。ただし、その中心となる《シンボリックな場》が必要です。テレワークが進む今、外部スタッフと共に進める創造の場のバーチャルカンパニー形態は多様を図っていくと考えられますが、五感を駆使して特に視覚的な刺激に反応する、《人》は最終決断には担当者全員集まれ議論ができる《リアルな場》が必要です。

外部クリエイターにも新しい、商品やサービスの表面を加工しただけのお化粧的デザインを任せたりすることではありません。

私は五感の次にある、リーダーの第六感(勘)を信じます。

 

第二に ❷情報 ⇒ 人の情(心)を動かす報(知)らせ。

では、心を動かさない知らせは何と呼ぶでしょう。それはデーターです。

インターネットの驚異的な発展は知識や客観的なデーターを比較的簡単に入手できるようになってまいりました。この入手した情報を役に立てるように加工し、活用しなくてはなりません。すでに便利な《文明的なモノ》があふれる日本市場で、次に求められ生活者の心を捉えるには、これまの客観的な定量情報を基準とした事業開発や商品開発から、楽しく自分の心を豊かにできる《文化的なモノ・コト・時・空間》です。

それは、定性情報を中心とした『こだわりや物語への共感』を大切にした事業開発や差別化された商品開発=ブランディング戦略が重要となります。

つまり、今 進行中の新コロナパンデミックの後に生き残り、発展する中小企業はこの定量情報活用への転換をも意味します。

 

第三に ❸信情 ⇒ 正しい!と信じる心 

ですから、主観で客観ではありません!

これから開発される商品・サービスは上記のように《文化的な商品》はリーダーの主観が必須です。中小企業だからこそできる《とんがり、こだわり》です。思い、志、目的、コンセプトと呼ばれることもあります。

このこだわりの心《情》を視覚的に表現し、社内・外のスタッフにはそのすべき本質を語る義務があります。お客様とその関係者様(関係人口市場=支持者?)には《思いを物語にして》伝え、共有しなくてはなりません。

何度も何度もこのことを伝えます。お経のように!

*1 信情・・・淺野の造語・・・直訳は『信じる知らせ』信条と人情から。

   信条とは心の中にある思いや感情。個人的な信仰の意味も含まれます。

また、人情とは人の自然な心の動き。

 

①『継続』とは同じことを繰り返す、反復とは全く異なります。

常にPDCA を回します。その時、各パートが共有できる《ガントチャート》の作成と活用がシンプルで有効です。進捗の区切りに《小さな成功》を確認し、自身を励まします。そう、小さな区切り=時間を決めることが大切です。そして、チームに遂行のプロセスを社内に定着させます。(習慣化)

基本は①無関心期⇒②関心期⇒③準備期⇒④実行時⇒⑤維持期の5つのステージで次へのステップアップを支援していきます。事業開発、ブランド開発は長期のスパンで展望することが必要で、私の経験では目が出るのが3~5年かかることが多いので、そこが一つの目安となるでしょう。

注 商品開発はこの限りではありません。

 

②『環境』は良いアイディアが出るための、言い換えるならば、知的生産性がどのような時に高く、集中力が増すか?時間帯は午前が良く(私の経験的にも)物理的に天井は高く、自然光が入り、植物が人に与える影響も大きいと言われます。が、実は社内より、社外にその環境を置く方が良く、また、『良いアイディアは他人からやってくる』とも言われます。質の異なる仲間とのコミュニケーションを生む環境をどう作っていくかもポイントです。

社内と社外の設置では2倍の差が出るようです。

 

まとめますと、⑴どこで ⑵だれと ⑶どの様に議論&トレーニングをして⑷続ける仕組み(習慣)を作っていくか。と言うことになります。

最低 月に一回はリラックスした環境でアイディアミーティングを開き、

2週間後位に正式な『企画会議』を開催し決定事項(暫定も含み)の確認、共有できる環境の整備と運営が新ビジネス開発の勝敗を決定します。

 

《 雑記 》

情報のデジタル化が進んだ昨今ですが、本や雑誌、新聞など活字が視覚的に目に飛び込んでくる環境の方が知的生産性が上がる気がするのは私だけでしょうか?

下記はスウェーデンのストックホルム市の図書館で、またヘルシンキの映画『かもめ食堂』に出てくる本屋さんアカデミア書店も素敵です。

見やすい、探しやすい効率的な日本の図書館や本屋さんとの空間演出の違いは一体なぜだろう?

 

【 ストックホルム市図書館 】

 

【 ヘルシンキ アカデミア書店 】

 

淺野健一のプロフィール

 

第2回 企画室って、何をしますか?

2020.04.30 category- 学び

第2回

企画室って、何をしますか?

 

企画室は①提案力と ②人を鍛えます。

企画室は『アイディア』を出し『企画』に変え、実践するために『計画』を立て、推進させる①提案力を鍛えます。

また、《室》では個人ではなく、多人数で考え行動し、その過程と集団という環境での相乗効果で②人=プレイヤーを鍛えます。

『脳』を使い、手足や口、耳、目を駆使するところです。

仕事をこなす『ワーカー』から仕事を楽しむ『プレイヤー達』の誕生です。

 

ここで行われるミーティング&会議にて多くの情報が全社員の共有の財産となり、効率の良い営業を可能とします。若い営業マンへのOJTの役割も果たします。

情報ミーティングにて集められた 商品・パンフレット・製作した見本、本、資料など様々な情報は、一箇所に集められ、全社員が活用できるようにします。

ここを『企画室』と呼び、この『情報ミーティング』でアイディアを出し、後に『企画会議』と呼ばれ、売り上げを管理する営業会議と別に、『新』『感動の創造の場』、生活者に潤いある提案ができる環境を設けます。

 

つまり、『企画室』は情報を集中的に取り扱う場所で、その情報とは心(情)を動かす知らせ(報)です。人の心を動かす企業が、今の時代、そして次の時代にも求め続けられます。

新コロナパンデミック後の世界は根性と努力で戦える時代は終わり、ビジネスゲームに勝つための【強い設備=企画室】と【武器=企画書】が必要です。

そこでは

①新しい、ビジネスプラットホームを創造し

②【新】【感動】を提案できる企画書が不可欠で

③プレゼンテーション(商談ではなく)を行えるように準備いたします。

『独自性』を生み育てるための『企画室』=知的生産工場の構築とその運営でもあります。

 

企画にはデザイナーなどスペシャリスト人財がかかわる

⑴ 生産企画 ⑵ 商品企画 ⑶ 販売企画 ⑷ 販売促進企画と

CEOなどのゼネラリストがかかわる、⑸ 経営企画の合計5つの企画があります。

そして、この活動が『企業・商品のブランド化』へ発展します。

 

《 雑記 》

『企画書』を使う『人』プレイヤーは、ビジネスゲームの武器=企画書を磨き、戦い方を考えます。

『その武器(企画書)は自分で『自分の身の丈』に合わせて作った物が一番使いやすいはずです。また、自分のポジション、筋力などに合わせた道具(野球でいう、グローブ)を自身での制作か、または専門職人に(デザイナーなど)オーダーします。

プロのプレイヤーはその使い方経験が充分ありますが、その上を望むとき一部の天才以外は(イチロー選手のような)客観的に指導できるコーチがいたほうが成果は上がるでしょう。

 

淺野健一のプロフィール

第1回 皆さんはじめまして。

2020.04.24 category- 学び

第1回

皆さん はじめまして。

 

この度、プランニングオフィス・ラグーンに新設いたしました、企画室構築事業部 事業部長の淺野健一です。

昔々、レナウンと言う、その頃日本一大きなファッション企業で原宿やミラノにてデザイン活動を。

そして、約30年前の平成元年に名古屋・代官町にて、企画・デザイン会社を起ち上げ、日本や、中国(沿岸部)にてファッションブランドの創設や育成、文化的ビジネスの講演やコンサルティングをしてまいりました。

 

 

今回の新コロナパンデミックは私にとって3回目のパラダイムシフト。

90年始めの不動産バブルの崩壊の前後の体験が最初。

二回目はリーマンショック、そして今回の新コロナパンデミック。この負のインパクトは過去にない、大きさ、速さ、深さの三拍子です。

これに加えて、少子高齢化、新グローバル化の加速(現代的鎖国の開始か?)SDGs、5G、AI など変革インフラも整ってきました。

 

生活者はその生き方、働き方、時の活用など価値観を大きく変化(二極化への加速)させます。

その変化に合わせて、ビジネスのあり様も激変が予想されます。

これまで長年、問題の解決のために【デザイン思考】にて仕事を進めてきました私ですが、この根本も【アート思考】へ変換する時が来たようです。

 

このブログはこれから起こる、巨大なパラダイムシフトを生き抜き、勝ち残るための①中小企業のオーナーの皆様へ【研究室・開発室】ではなく【企画室】の設置とその運営。

また、そこで活動される②『クリエイターの皆様へ、次への仕事の示唆』をこのブログから、少しでもご提案させていただければと思っております。

【企画室の設置とその運営】が勝敗を決定する主戦場となると考えております。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

《 雑記 》

先日、非常勤講師をしております、大学や大学院から【来月から開始の今期の講義は『三密になる講義室を使わない遠隔講義で】の知らせが来ました。テレワーク講義のスタートです。

教育の現場も変わろうとしています。

そうです、日本のすべての仕組みが当事者の意識に関係なく、加速して変わっていくようでワクワク、致します。

 

野健一のプロフィール

企画室構築 事業部長 浅野健一プロフィール

2020.04.22 category- 学び

淺野 健一


KENICHI ASANO

 

 

プランニングオフィス・ラグーン 有限会社

企画室構築事業部 取締役事業部長

淺野 健一(1953年生)

 

東京・ミラノにて10年、名古屋にて30年、合計40年にわたり、商品&ブランド開発のコンサルティン&アウトソーシングをしてまいりました。この知識・知恵をの皆様と共有できることを望んでおります。

また、これまでの活動から多くのクリエイターとの人的交流(ネットワーク)に加えて、

『次の100年を育てる【なごのキャンパス】』に昨年から入所し、クリエイター人脈の拡大中。

 


名古屋学芸大学非常勤講師 ・アントレプレナー

同 大学院        ・ファッション造形特論 Ⅰ&Ⅱ

椙山女学園大学      ・VMD(視覚的商品計画)

名古屋モード学園     ・卒業作品審査員

 

インテリアコーディネーター(890697A)

繊維品質管理士      (70199)

エコピープル       (5-1-09190)

 

 

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