2018年 ファッションマーケティングキーワード vol.4

先日、vol.3でお伝えしておりましたセミナーを開催してきました。
セミナー終了後も色々とご質問していただき、
開催した甲斐があったと思っております。

今後もご意見、ご要望ウェルカムでございます。

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モノの所有から利用への意識変化を見逃すことはできません。

6、Subscription(サブスクリプション)マーケティング 

簡単に言えば、リースやレンタルです。利用者はモノを買い取るのではなく、モノの利用権を借りて、利用した期間に応じて料金を支払う方式です。弊社では以前はパソコンのイラストレーターやフォトショップなどのソフトを購入していましたが、今はクラウドで年会費を払って借りています。新バージョンへの買い替えがなく、常に最新へ更新されています。キャノンのプリンターも毎月の使用料を払っています。まさに、所有ではなくライセンスによる活用です。個人の生活でも昔、レコードを買った時代があり、ついこの間まではCDやDVDを蔦屋さんで借りていました。今ではアマゾンプライムでダウンロードして安価に視聴しています。部屋に存在するCDやDVDは昔のモノばかりです。この借りる方式はソフトばかりではなく、自転車、車やファッションへも波及していきます。

➀ レディースファッションではエアークローゼット。

https://www.air-closet.com/home/

② メンズビジネスウェアーではレナウンでもこの春から、ビジネスウェアーのレンタルサービス「着ルダケ」を、新ブランド「レナウンインスティンクト」で開始します。

https://senken.co.jp/posts/renown-rental-service

この時、ビジネス思考の中心は購入していただくために『お客様をレジへ』ではなく、購入後(ライセンス契約後)の『お客様とのつながり』に重点が置かれます。

【顧客とつながった状態をどのように維持、拡大させるか】です。

ですから、広告ではなく、コミュニケーションへの移行でもあります。

このような事を背景に既存ファッションビジネスの一方的な拡大競争から抜け出し、経営のバランス感覚による【市場身の丈経営】または、【新市場創造】へ舵を切る

 

7、ファッションビジネス再編時代への移行 です。

移行先への想定されるコンセプトは2つ。顧客の持つ【問題を解決し、納得のできる価格と品質の服】と【着ることを楽しむ、文化的ファッション】の2方向と考えます。(ここでのファッションは単にアパレルに限定できません)

前者の
問題を解決する、ソリューション型(Solution)服は個人の生活を快適にする服として、ユニクロはLife Wearのコンセプトで日常服を納得価格で提供し、ZARAでは流行を安価に買うことが出来ます。ユニクロの『この価格でこの品質』やZARAの『このファッションがこの価格』の【納得がいく買い物】です。このことを実行するためには上記RFIDを活用する、大規模なSPAの仕組みが必要です。

 

中小企業が参加できる仕組みとしては、生活者が身近に感じ、参加できる

社会的問題解決型ファッションの展開です。人や地球にオーガニックコットンの採用や公平な取引を担保したフェアトレードを人々は意識し、人や地球にやさしい消費のスタイルを積極的に加速させます。これらのビジネスモデルは大規模な投資をしなくても可能です。言い換えると、CSR(企業の社会貢献活動)から、社会貢献をビジネス戦略として積極的に活用する、CSV(新しい価値の創造と共有)戦略の採用です。

 

一方、ドキドキ・ワクワクを創造、感動を生み出す

② エモーション型(Emotion)ファッション。ルイヴィトンやグッチのようなハイエンドで憧れのラグジュアリーブランド。作家・アーティストの想いを表現した作品を商品へ。伝統、拘り、匠、作り手の想い、物語のあるブランド創造と発信が小さいけれど深い(人々の心を捉える)新たな市場を創って行きます。

新しい強敵、プロシューマー(CtoC)が力をつけてきています。

未来学者アルビン・トフラーが1980年に提唱した概念で、生産者 (producer) と消費者 (consumer) を組み合わせた造語です。一般生活者が自分の作品を展示&販売します。現在のネットインフラの販売するサイト『ミンネ』『クリーマ』を活用し拡大し続けています。

 

生活者自身の参加ではもっと気軽にできる、
https://www.creema.jp/

https://minne.com/

オーダーメイド感覚商品も 拡大しています。仮縫い付きのフルオーダーから、簡易なサイズオーダー(ユニクロはパーフェクトでスーツとシャツを展開し、オンワードHDは「カシヤマ ザ・スマートテーラー」は一週間で納品できるシステムを開発しました。採寸は自宅やオフィスヘプロが出張して行い、配送は真空パックで圧縮して送るそうです。)

 

⑤ 極めつけはZOZOSUITの展開です。顧客情報の身体情報をメーカーが持つことで今後、様々な展開(プロモーション)が考えられます。

私もこの年末にユニクロのオーダーメイド感覚のビジネススーツを制作してみました。出来上がり

後のサイズ補正にも無料で快く対応してくださいました。デザインなど不満が無いわけではありませんが2万円強の価格である程度体に沿って服の出来栄えには納得しています。そして今、昨年末に依頼したZOZOSUITの到着を持っております。ちょっとワクワク感が有ります。

ZOZOSUIT https://dbcvl1zt8w2b8.cloudfront.net/zozosuit/movie-1.mp4

もちろん、スーツだけではなく、各アイテムに広がりを見せ、靴はファムゾン(http://famzon-int.com/)が、完売の状況です。今後はスマホ動画を活用してサイズ計測も展開予定だそうです。

 

続く…

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