COLUMN

100年前の手紙と100年先へのものづくりと
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100年前の手紙と100年先へのものづくりと

ラグーンスタッフの清水です。

私がイギリスに留学していた学生時代にロンドンのポートベローマーケットでアンティークのポストカードを買いました。

1915年の消印の押された誰かの21歳の誕生日カードで、当時自分も21歳だったこともあり、運命に惹かれて買った物です。

インクで丁寧にメッセージがしたためられており、ただ古いというだけでなく、込められた想いにも価値を感じて大切にしています。

このカードが贈られてから100年以上が経った今、海を越えて日本の私の手元にあることにロマンを感じます。

感傷に浸りながら、100年後、私たちの生きた証として一体何が残るだろうかとふと考えました。

後世まで残るようなものは、今あるでしょうか。

現代は使い捨てのものが多く、1年前のものでさえ、なかなか残らない時代だと思います。

未来のアンティーク好きの手に渡る、100年後にも残るものづくりができたら魅力的だなと感じます。

100年先の日本に工芸があるように。中川政七商店のものづくり

大量生産・大量消費への疲れから丁寧なものづくりが見直され、修理しながら大切に使う風潮もあります。

今は100年前よりも物質的には豊かな時代になっているかもしれませんが、心の豊かさが失われているかもしれません。

良いものづくりと丁寧な暮らしで、100年前の人のような心の豊かさを取り戻したいものです。

LAGOON 清水

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