COLUMN

アイデアを企画へ
学び,

アイデアを企画へ

 

最近はアイデア会議を立って行ったり、キャンプしながらしたりする会社もあるみたいですね。

 

 

さて、前回はアイデアについて書かせていただきました。

 

簡単に復習をすると、

アイデアとは、

・既存の要素×既存の要素でできている

・なにもなしに考えるとぶれるので、テーマの設定が必要

・企業の強み と 生活者の興味があること をベースにかけ合わせ要素を検討

・それをブラッシュアップしていく

 

そして、企画の元になるということをお話させていただきました。

 

今回は企画とは?を検証していきます。

企画という字を分解してみると、

企・・・くわだてること

画・・・絵にする (見える化)こと

 

絵にするというところは、デザインと同じですが、デザインは最終的に世の中に出ている状態(アウトプット、商品…)と定義し、企画はまだ世の中には出ていない状態で、社内や、チームに共有できる見える化と思っていただければいいかなと。

 

 

 

企画の元となるアイデアは、なかなか人に理解されにくい状態です。

そして、いいアイデアでも、実行できなければ意味はありません。

 

 

アイデアをわかりやすく、実行可能な形に見える化してあげることが企画です。

 

ではどのように見える化するかというと、

 

現状…市場(生活者やお客様)、競合、自社をベースに世の中

対策…目的・テーマ、ポジショニング、イメージの視覚化、商品アイデア、販促戦略、デザイン、将来の目標…など、目的に応じて伝えたいことをわかりやすく

効果…効果の仮説がなければチームで進めるべきか判断ができません。アクションプランで半年後、1年後、3年後、5年後などの感性と数字の目標設定を行うこともあります。

 

基本の形に企画書を作り、共有します。

きれいである必要はまったくありません。正しく伝わればOKです。(私たちはプロなのできれいにつくります)

 

企画の立ち位置を確認するための、クリエイティブなビジネスのPDCAを、簡単にまとめると以下のような流れになるのではないでしょうか。

 

①情報収集…マーケティングを含めた、正しい分析(ロジック)情報と、なぜ?に訴えかける感性(センス)情報を高い質で集める

②アイデア…情報を基に、組み合わせしてみる

③企画…アイデアを実行、チームで共有できるように、見える化

④計画…企画をマネジメントできるようにスケジュールを立てたり、役割を決めたり、見える化

⑤デザイン…アウトプット。人に触れる部分、見える化

⑥反省…①に戻るための共有を行う

 

 

本来は①の情報収集の前に、会社の理念であったり、成し遂げたいこと、夢、目的、会社があるべき理由などを整理すべきです。ここがぶれると情報収集も別の方向に行ってしまいますし、伝言ゲームのようにどんどんブレます。

理念の話になるととても長くなるので別の機会にいたします。

 

 

まとめてして、

企画とは、

・アイデアをわかりやすく、実行可能な形に見える化してあげること 

・企画にする前段階の、情報収集、アイデアの質を高める必要があること

 

世の中に受け入れられなかったり、感動がなければ、見える化したところで意味がありません。

自分の想いを形にし、価値を伝え続けられるクリエイティブなPDCAが世の中に広まれば、多様な生活者のライフスタイルを叶える企業が増え、世界、日本、ひいては故郷である名古屋をもっとワクワクする場所にできると信じています。

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